軍事政権の韓国

古本屋で見つけた韓国の軍事政権時代の本を読んだが、人権弾圧がひどくて驚いた


https://www.amazon.co.jp/韓国からの通信――1972%EF%BC%8E11~1974%EF%BC%8E6-岩波新書-T・K生/dp/4004150426

リンクは軍事政権当時、偽名で韓国の実情を伝えた通信の文庫化したもの。

朴槿恵のお父さん、朴正煕から後輩の全斗煥の時代、韓国は軍事政権が敷かれ、民主主義を犠牲にして世界の最貧国から裕福な国に経済成長したときいていた。で、朴正煕も偉い人かと思ってたが、生活者の声を聞くとひどいものだと痛感した。

生真面目な体育教師みたいな役人が庶民の尻を叩いて働かせたぐらいのイメージだったが、極妻みたいな?チンピラ集団が国政を牛耳って庶民をいじめていた印象だ。

おそらく政権が海外から(恐らく日本など)受注した仕事を安い人件費で国民にさせて、司法も行政も庶民の不満を押しつぶすみたいな感じだ。会社や役所に不当なことをされても声を上げると逆に濡れ衣を着せて被害者を犯罪者にでっち上げることがまかり通っていた様だ。

ちなみにこの時代の民主化運動活動家が今の左派政権の政治家に繋がっている。左右の対立は激しそうだ。

朴槿恵がデモで退陣したのもこの時代の記憶が根強いのだろう。