ロシアで人気の韓国ラーメン

ロシア旅行や留学でこのカップラーメンを見たことがある方はいらっしゃらないだろうか?

 

(2019年撮影)

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この製品は、ロシア文字が書かれているが韓国製の『ドシラック』と言うカップラーメンで、ロシア留学者やロシア旅行者などなら一度は目にしたことがあるはずである。

 


というか、大学でロシア語をやったり、ロシア留学したことがあるメンツの間では『あるある』なテーマなのだ。

 


要は、前回ウラジオストック留学記を書いていて、このラーメンについて思い出し記事にした次第である。

 


そもそもドシラックとは?

 

ウィキ『doshirak』

 

https://en.wikipedia.org/wiki/Doshirak


以下、上記リンクの要約である。翻訳と要約は私がしたので細部の誤訳などは多めに見ていただきたい。

 

・・・・・以下要約・・・・・・・・


ドシラックは1986年以来韓国のパルドで作られてきたラーメンのブランドである。名前の意味は「ランチボックス」。90年代に発売されて以来、ロシアで最も有名なインスタントラーメンのブランドとなった。

パルドとは?『韓国ヤクルト』のことであり同社はソウル特別市瑞草區(ソチョ区)にある韓国企業。1969年にヤクルトとユン・ドクピョンが設立した合弁会社。パルドというのは同社が海外展開する時に使うブランド名とのこと。

 


韓国ヤクルト

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%9F%93%E5%9B%BD%E3%83%A4%E3%82%AF%E3%83%AB%E3%83%88

 

 

・・・・・・要約ここまで・・・・・・


ちなみに韓国ヤクルトは、あの韓国旅行でいつも私がお世話になるシッケ(식혜)の会社でもある。


https://en.wikipedia.org/wiki/Sikhye

 

 

ロシア語版ウィキペディアの『ドシラック』にさらに詳しい記事があった。


https://ru.wikipedia.org/wiki/%D0%94%D0%BE%D1%88%D0%B8%D1%80%D0%B0%D0%BA

 

 

以下、ロシア語版『ドシラック』の概要である。私のロシア語も頼りないため、大幅にGoogle翻訳を参考の上、以下の概要を書いた。

「ドシラックはラトビアのみならずロシアや旧ソ連諸国で発売されているインスタント食品の商標である。名前は韓国語の도시락に由来しており、意味は「箱の中のお米(明日の)」。韓国ヤクルトの製品。

ロシアではドシラックはドシラック・コヤДоширак Кояと ドシラック・リャザンДоширак Рязаньで製造され、流通はドジラック・ルーシが行なっている。ロシアでは同社はカップラーメン業界では2014年を除いてトップであり続けている。」

 

要は韓国企業の製品だが、ロシアではカップラーメンの顔として非常にポピュラーに認知されているということだ。

新興国旧ソ連圏では韓国企業が強いというがまさにそうした実例を感じさせられる話だ。そりゃ、ロシア留学で頻繁に目にしたはずである。

私もこんな記事を書くだけに、留学時代はYとともにドシラックのお世話になったものだ。

 

さて、ロシアで人気の韓国製のドジラックだが、既に30年近くロシア市場に受け入れられたため、ロシアで独自の進化をしているようだ。


ドシラックのレシピ動画

https://youtu.be/KD-YROeq12s


見ているだけで調理意欲をそそるドシラックのレシピ動画だ。

 


ドシラックバーガーhttps://cookpad.com/ru/recipes/4134486-doshirak-burghier

日本にもお米のバーガーがあるが、なんとこれはドシラックの麺を使ったハンバーガーだ。ロシアにおける普及の程が感じられよう。

 

 


よく言われるのが中国発祥のラーメンが日本で独自の進化を遂げて、中国の本来のラーメンとは全然違うものになったと言う話だ。ロシアにおけるドシラックも、本来は韓国ラーメンだったのがロシア独自の進化が起きており、本来の韓国ラーメンとはまるで別物に変貌しつつあることが窺えた。

 

以上、ロシアにおける韓国ラーメン・ドシラックについての記事でした。